個人情報という人質、、、【ジンメンのジレンマ】について。。。

他人の弱みを握ってそれを逆手にとって、
自分たちの要求を相手に強いるのは、
ちょっとした恫喝や脅迫ですよね。。。


たとえば個人情報などですが、
個人の実名や住所に電話番号やメールアドレス、
それ以外の様々な、

【本来その人にしか知り得る筈のない情報】を、
手に入れた者がもし、、、


「これらの情報から個人を特定することは簡単なのはわかっていますね?」
「あなたが何処の誰だか私が知りたくなるような事はしないほうがいいですよ?」

と言ったとします。。。

もしも、
お互いに信用して個人情報を公開している筈の場で、
そういう事があったとしたら?

まるで個人情報を【人質】にでも取ったように、、、
【君自身や君の家族や友人に危害を加えられたくなかったら、余計な事は言わずに口をつぐんでいなさい。。。】

ともし言われたとしたら?


【人質を取られたのはお前のせいだ!】

【我々の要求を受け入れずに人質を危険に晒した原因は貴様にあるのだ!】

というのは、

安物の誘拐犯人やテロリスト、
或いはヤクザの恫喝と同じですね。。。

でも、

【人質をとって相手を脅迫しているのはあくまでもあなた達です】

【人質を直接危険に晒しているのは他でも無いあなた達なんですよ?】


とは、
【人質を取っている側はあまり考えないようです】

それともそんな事は百も承知であえて凄んでいるのでしょうか?


ジンメンのジレンマ【復刻版(笑)】。。。
http://d.hatena.ne.jp/burikiso/20120521/1337570689

にも書きましたが、

かの永井豪氏の傑作漫画デビルマン


に登場する、
ジンメンというデーモンは、
人間を食べてその被害者の意識を、
自らの背中の甲羅に生き続けさせて【人質】とします。

そして、
俺を殺せば彼らも死ぬ、
人質を殺すのはお前なんだ!
デビルマンに凄んでみせます。。。

でも、
実際に人質の生命を脅かし脅迫の材料にして、
他人を貶めて自らを優位に見せようとしているのは、
他でも無いジンメンの側なのです。

【もちろんデビルマンは苦しみ抜いた上でジンメンを殺します】

その日記にも書きましたが、
僕もジンメンの論理を受け入れるつもりはありません、
デビルマンの行為は正当であると思います。

そしてそれは、
【個人情報についても同様ではないのか?】と考えます。。。