『脳男』には70年台アクションの臭いがする?。。。

脳男
http://www.no-otoko.com/


観て来ました。。。

いやぁ、、、
(条件付きで)面白かったと思います。
例によって万人にはおすすめしませんが(笑)

その前日に観たレミゼラブル」とは、
『対局の価値観の映画』でしたけどね?(爆)

原作は読んでないし、
事前情報は殆ど入れてないんですが、、、
前にたまたまTVで、
江口洋介がノリノリで熱くウザく(笑)語ってたのと、
試写を観た鶴瓶師匠が、「おもわずスタンディングオベーションをした」とか、
「なんか日本映画離れしている」的な評判だったので観る事にしてみました。。。


まず、
ステロタイプ(マトモ)な登場人物が一人も居ない、
基本、「皆、狂っていました(笑)」

徐々に脳男と犯人のキャラクターが明らかになるうちに、
「ああ、なんだヒーロー物の第1話じゃないか(笑)」
と思いました。。。w
(もちろん「ダークヒーロー」ですよ?w)

主人公と悪役の設定が、
「マスクとタイツをしてないだけで、まんまアメコミのキャラなんだもん(笑)」
(※もっとも、実際のアメコミのキャラはこの映画よりもっと複雑です。。。w)

と思ったら、
実際に爆弾犯役の二階堂ふみは役作りの為に、
ダークナイトを繰り返し観ていたとか、、、

どおりでまんまジョーカーだと思った(笑)

人物や台詞にリアリティが全然無い(笑)
という映画評もあったみたいですが、、、
『よりコミカライズしているのなら、正解です』
要は全て極端化してるんですね?w
それで統一されてるから問題ありません。
映画の中ではその「狂ってる感」が違和感が無く楽しめるようになってるし?。。。

『普通のサイコサスペンス映画か何か』
を期待して観ると、
「醒めてしまって」
失敗すると思います。。。

最後にエンディングの映像を観ていて、
流れるメロディを聞いていると、、、

「なんだか懐かしかったです」

「ああこれは、70年台のアナーキーな邦画やTVドラマなんかの犯罪アクションものの正統な後継者なんじゃないだろうか?」

とも思えて来ました。。。
(どおりで「日活100周年記念作品」な訳だw、ちょっと違うかな?w)

「馬鹿馬鹿しい」
といってしまえばそれまでですが、
取り敢えず悪人をドガドガ殺しまくって、
カーアクションし倒して、
バンバン爆発しまくって、

「あースっとした」

的な見方で良いのだと思います。。。
一見そういう風に描いてないようにも見えますけど、
この映画の本質はそれしかないと思います(笑)

この映画はいわゆる「誕生篇」だと思うので、
今後はオリジナルでシリーズ化した方がいいんじゃないでしょうか?w

キャスティング勝負ですね?
『およそ殺人鬼をしなさそうな役者』 を敵役にして、
「脳男とバンバン殺しあうシリーズ」
にすればいいと思いました。。。w

例えば今回の殺人鬼役は、
二階堂ふみ&染谷将太の「ヒミズ」コンビでしたから、

次回作は、、、
宮崎あおいとか向井理なんかに、
連続殺人鬼をやらせたらいいと思います(笑)